SFPホールディングス---3Q大幅な増収、収益性改善の取組みにより営業損失も大幅に縮小
SFPホールディングス<3198>は13日、2023年2月期第3四半期(22年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比149.9%増の161.52億円、営業損失が10.22億円(前年同期は66.55億円の損失)、経常利益が同55.0%減の12.51億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同64.9%減の7.66億円となった。当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金及び時短協力金等20.79億円を「助成金収入」として営業外収益に計上している。
同社グループは、引き続き固定費の圧縮に努めるとともに、食材価格の高騰を踏まえたメニュー改定やコロナ禍の状況に応じた臨機応変な営業時間の見直しなど、収益性の改善に向けた取組みを推し進めてきた。また、出店戦略においては、「ネオ大衆酒場」と称する小型かつ低投資の業態の開発・出店に注力しているほか、注力エリアである地方都市での出店も再開している。
鳥良事業部門の売上高は前年同期比184.2%増の30.30億円となった。「鳥良」全6店舗を「おもてなしとりよし」へ、「鳥良商店」1店舗を「鳥平ちゃん」へ業態転換した。一方で、「おもてなしとりよし」を2店舗、「鳥良商店」を2店舗退店し、当第3四半期末現在の店舗数は38店舗となった。
磯丸事業部門の売上高は前年同期比193.1%増の98.30億円となった。「磯丸水産」及び「磯丸水産食堂」を各1店舗出店したほか、「磯丸水産」2店舗を「磯丸水産食堂」へ業態転換した。また、「磯丸水産食堂」をフランチャイズで1店舗出店し、当第3四半期末現在の店舗数は直営105店舗、フランチャイズ14店舗となった。
その他部門の売上高は前年同期比91.3%増の21.86億円となった。「町鮨とろたく」を1店舗出店したほか、「鳥平ちゃん」を「鳥良商店」から、「浜焼ドラゴン」を「いち五郎」からの業態転換により各1店舗出店した。一方で、「生そば玉川」を1店舗退店し、当第3四半期末現在の店舗数は25店舗となった。
フードアライアンスメンバー(連結子会社)の売上高は前年同期比22.8%増の11.05億円となった。ジョー・スマイルが既存店の運営に継続して取り組んだ。また、クルークダイニングが「HOT SAND green」を1店舗退店した。当第3四半期末現在の店舗数はジョー・スマイルが13店舗、クルークダイニングが17店舗(他フランチャイズ1店舗)となった。
2023年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比135.5%増の245.00億円、営業利益が3.00億円、経常利益が同0.1%減の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%減の17.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ