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6942 ソフィア

東証S
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ソフィアHD Research Memo(5):2023年3月期第2四半期累計はインターネット関連事業が拡大


■業績動向

1. 2023年3月期第2四半期累計の業績概要
ソフィアホールディングス<6942>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比10.4%減の4,947百万円、営業利益が同38.7%減の210百万円、経常利益が同40.2%減の202百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同98.8%減の3百万円となった。

セグメント別では、インターネット関連事業は営業活動の強化等により案件が増加し、増収増益となった。一方、通信事業は着信課金サービスを2022年6月途中から停止した影響で減収減益となった。調剤薬局及びその周辺事業は、薬価改定や処方箋単価の減少、人件費増加等の影響により減収減益となった。これらの結果、全体では減収減益となった。売上総利益は前年同期比6.9%減少したが、売上総利益率は同1.4ポイント上昇して35.9%となった。また、販管費は同0.1%増加に留まったが、販管費率は同3.3ポイント上昇して31.6%となった。この結果、営業利益率は同1.9ポイント低下して4.3%となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失に特別調査費用等122百万円を計上したことに加えて、法人税等の負担率上昇が影響した。

2. セグメント別動向
(1) インターネット関連事業
売上高は前年同期比27.3%増の752百万円、営業利益は同36.3%増の69百万円、営業利益率は同0.6ポイント上昇して9.3%となった。SES事業及びオフィスソリューション事業の営業強化に加え、メールセキュリティサービスの提供拡大や不動産事業者向けクラウドサービスのオプション機能追加等が寄与し、増収となった。利益面では、増収効果に加え、業務委託費の抑制等により販管費が減少し、増益となった。

(2) 通信事業
売上高は前年同期比41.7%減の868百万円、営業利益は同72.2%減の47百万円、営業利益率は同5.9ポイント低下して5.5%となった。MVNO事業は堅調に推移したが、FVNO事業で着信課金サービスを2022年6月途中から停止(2022年9月末をもって撤退)した影響により、減収減益となった。

MVNO事業では、既存ユーザーの満足度向上のため、サービスの安定供給やコンテンツの拡充に取り組んだ。また、MVNO事業立ち上げ支援サービスの拡大を目指し、MVNO事業者向け受注システム「Sim Orders」等のツール導入支援を引き続き推進している。

(3) 調剤薬局及びその周辺事業
売上高は前年同期比3.6%減の3,338百万円、営業利益は同33.4%減の115百万円、営業利益率は同1.5ポイント低下して3.5%となった。処方箋枚数は増加したものの、薬価改定や新型コロナウイルス感染症の外来増加の影響で処方箋単価が減少し、減収となった。利益面では、売上総利益率は前年同期と同水準を維持したものの、薬剤師の確保に伴う人件費増加や新規出店費用等により販管費が増加し、減益となった。なお、グループ全体の調剤薬局総数は、1店舗を開局したことにより57店舗となった。

調剤薬局及びその周辺事業では、事業運営体制の安定化とさらなる拡大を目指し、「組織・体制の強化」「新規出店M&A」「既存店舗の運営の充実」に取り組んでいる。「組織・体制の強化」としては、優秀な人材の採用及び育成のほか、安定的な薬剤師の確保を推進している。「既存店舗の運営の充実」としては、患者の安全確保に加え、技術料や介護報酬の獲得に取り組んでいる。なお、「新規出店M&A」については、事業基盤強化のためM&Aは抑制している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《NS》

 提供:フィスコ

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