アクシージア Research Memo(8):プライム市場への区分変更を申請。昇格時には配当の導入が期待できる
■株主還元策
アクシージア<4936>は、収益力を強化し、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としているものの、成長過程にあり、将来の事業の拡大及び財務基盤の充実のため、内部留保の確保を最優先に創業以来無配としてきた。潤沢な資金に関しては、短期的にはブランド育成、R&D強化、製造強化、M&A・アライアンス等の投資に活用され、2023年7月期も配当は行わない予定としている。一方、2022年7月期より、さらなる知名度向上と株主増加を目的に株主優待制度を開始した。毎年7月末日時点に100株以上保有している株主に対し、保有株式数に応じて同社製品を贈呈する。
なお、当面は内部留保の確保を最優先とするものの、将来的には業績及び財務状況を勘案しながら株主への継続的な利益還元を図る方針だ。潜在力のあるアジア市場で急成長していることから、当面の投資スタンスはキャピタルゲインが主目的になろう。ただし、2022年11月にプライム市場への市場区分変更申請を行っており、これが実現した際には配当の導入があると弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《NS》
提供:フィスコ