貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9553 マイクロアド

東証G
206円
前日比
-5
-2.37%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
190 1.75 8.43
時価総額 57.1億円
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マイクロアド Research Memo(6):上場と利益の計上により、自己資本比率が大幅改善


■業績動向

2. 財務状況と経営指標
マイクロアド<9553>の2022年9月期の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,696百万円増加の5,925百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産では東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う公募増資等によって現金及び預金が1,133百万円増加した。また、受取手形及び売掛金も179百万円増加した。固定資産では、有形固定資産が29百万円、無形固定資産が210百万円増加した。

負債合計は前期末比296百万円増加の3,052百万円となった。主な増減要因を見ると、流動負債では支払手形及び買掛金が97百万円増加した。固定負債ではリース債務が17百万円減少した。純資産合計は前期末比1,400百万円増加の2,872百万円となった。東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う公募増資等によって資本金が439百万円、資本剰余金が396百万円増加した。加えて、利益剰余金も481百万円増加した。

経営指標を見ると、流動比率と固定比率は、それぞれ前期末比プラス30.2ポイントの167.9%、同マイナス5.1ポイントの31.2%となった。非常に健全な数値であり、長短の手元流動性に問題はないと弊社は考える。また、自己資本比率も39.2%と前期末から大幅に上昇している。今後も自己資本比率は高まっていくと弊社は推察する。利益率の高いデータプロダクトに注力するなかで当期純利益をしっかりと積み上げることによって、純資産の厚みが増していくためだ。流動比率と固定比率も前期末からさらに改善しており、財務の健全性、資金の流動性に配慮しながら企業経営を行っていることが財務諸表から見て取れる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《NS》

 提供:フィスコ

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