30日の株式相場見通し=反発、米ハイテク株高受け買い戻し優勢に
2022年の大納会となる30日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻される地合いとなり、日経平均株価は反発する公算が大きい。前日の欧州株市場ではドイツ、フランス、英国など主要国の株価指数が揃って上昇したほか、米国株市場でも内需株やハイテク株など幅広く買い戻される展開となりNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに切り返す動きとなった。特にハイテク株比率が高いナスダック指数の戻りが大きくなり、上昇率は2.6%に達した。ここ水準を切り上げていた米10年債利回りの上昇基調に歯止めがかかったことで、これを背景に高PERのハイテク系グロース株に空売りの買い戻しを誘発する格好となった。東京市場では週前半に日経平均が上昇したものの、その後は2日間にわたり戻り売りに押される展開を余儀なくされた。前日は日経平均が一時フシ目の2万6000円台を割り込む場面があったが、やや下げ過ぎとの見方もあり、目先は値ごろ感からの買いも入りやすいタイミングだ。先物主導のインデックス買いなども寄与して、きょうは2万6000円台前半で終日頑強な値動きが期待できる。
29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比345ドル09セント高の3万3220ドル80セントと反発。ナスダック総合株価指数は同264.799ポイント高の1万478.087だった。
出所:MINKABU PRESS
29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比345ドル09セント高の3万3220ドル80セントと反発。ナスダック総合株価指数は同264.799ポイント高の1万478.087だった。
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