エーザイが後場一段安、中国で「レカネマブ」承認申請データ提出も3人目の死亡事例の報道が重荷
エーザイ<4523>が後場に一段安となった。同社は米バイオジェン<BIIB>と共同開発するアルツハイマー病の治療薬候補「レカネマブ」について23日、中国の国家薬品監督管理局に対し、生物製剤ライセンス申請(BLA)のデータ提出を開始したと発表した。これを手掛かりとした買い戻しが入ったが、戻りは鈍く、売り直しの展開となった。レカネマブを巡っては、一部で3人目の死亡事例に関する報道があり、株価の重荷となっているようだ。
レカネマブの申請分類は、中国国内や海外で承認されていない革新的な生物製剤である「カテゴリー1」として認められた。このため、優先審査を受ける可能性が高くなり、審査期間の短縮が期待できる。今後は中国当局の指示に基づき、フルデータなどを追加で提出するという。
一方、米SCIENCEINSIDERは21日、レカネマブに関し、3人目の死亡事例が報告され、安全性への懸念が強まる可能性があると報じた。11月にレカネマブの治験者での2例目の死亡事例を報じたメディアだが、エーザイは当時の報道に対し、レカネマブに起因する死亡ではないとの見解を示していた。
出所:MINKABU PRESS
レカネマブの申請分類は、中国国内や海外で承認されていない革新的な生物製剤である「カテゴリー1」として認められた。このため、優先審査を受ける可能性が高くなり、審査期間の短縮が期待できる。今後は中国当局の指示に基づき、フルデータなどを追加で提出するという。
一方、米SCIENCEINSIDERは21日、レカネマブに関し、3人目の死亡事例が報告され、安全性への懸念が強まる可能性があると報じた。11月にレカネマブの治験者での2例目の死亡事例を報じたメディアだが、エーザイは当時の報道に対し、レカネマブに起因する死亡ではないとの見解を示していた。
出所:MINKABU PRESS