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7041 CRGホールディングス

東証G
519円
前日比
-%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
47.8 0.93
時価総額 28.7億円
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CRGHD Research Memo(9):複雑化する人と企業のマッチングによって企業業績や競争力の向上に寄与


■今後の見通し

2. 中期成長戦略
CRGホールディングス<7041>は、「人のチカラとIT」の融合を事業方針として掲げている。社会に向けて人材を提供するだけではなく、「労働市場での需給調整機能とその高度化」という、より踏み込んだ役割を果たしていきたいという考えである。企業にとって人材採用の重要性はますます高まっており、そのニーズも加速度的に高度化、複雑化している。一方で、働き手のライフスタイルや価値観も多様化しており、それぞれの就業ニーズに応じた仕事を提供することは、決して容易ではない。そのため、同社は、人材マッチングと就業管理という中核機能を通じて、複雑化する人と企業それぞれのニーズを結びつけていく考えである。最適なマッチングによって、企業の業績や競争力の向上に寄与するとともに、働く一人ひとりが将来に希望を持てる社会を実現することで、日本の労働市場を一層豊かにすることに取り組んでいくようだ。

基本方針は、「派遣領域の拡充」「派遣領域の請負化」「サービスの拡充」の3つである。この基本方針のもと、中長期的な人手不足を見据え、事業ポートフォリオの見直しを実行し、高い利益率の実現を目指していく。具体的には、人材派遣紹介事業と製造請負事業をベースに、同社の強みである「ユニット型派遣」、BPO、障がい者サポート、IT・Techといった事業を積み上げていくイメージである。

先述のとおり、2022年9月期においても各種施策が順調に進捗した。「派遣領域の拡充」に関しては、介護・看護分野へと派遣先業界を拡大している。「サービスの拡充」に関しては、「リゾートワーク事業」を新規事業として立ち上げた。また、障がい者雇用サポートは2022年9月期に利益貢献する事業へと成長している。加えて、BPOセンターの開設、営業コンシェルジュ、採用コンシェルジュなどの新規事業の立ち上がりは順調だ。「派遣領域の請負化」に関しても派遣から入って当該事業を請け負うという流れが着実に進行した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《SI》

 提供:フィスコ

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