新興市場銘柄ダイジェスト:GEIは大幅に4日ぶり反発、トラースOPがストップ高
<9553> マイクロアド 1758 -54
続落。新たな事業としてコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業を開始すると発表している。将来性が見込まれるベンチャー企業やスタートアップ企業をはじめとする非上場企業への投資活動を行う。投資対象は日本やアジア圏のインターネット関連事業、データ関連事業、AI関連事業などを中心とする企業で、投資対象ステージは主にアーリーステージだが、事業内容などによってはシード、ミドルステージも対象とする。投資実行後は自社事業領域とのシナジー創出を目指す。
<7063> バードマン 3405 -215
一時ストップ安。企画・主催する「5D LIVE×優里 Xmasワンマンライブ」の開催を中止したと発表している。協力会社の配信システムの不具合が開催直前に判明したため。不具合の詳細については、協力会社とともに原因究明と協議を重ねるとしている。同ライブはライブ配信技術とデジタルクリエイティブを掛け合わせた新しい映像・エンターテインメイント体験を実現するサービスとして、20日に開催する予定だった。
<2334> イオレ 879 +37
一時ストップ高。Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.が運営するオンラインゲームで、ギルド運営事業を開始すると発表している。ゲームスキルの高いプレイヤーを集めて形成する「ゲームギルド」と呼ばれるグループを運営し、ゲーム内で獲得した報酬の一部を受領する。イオレは既に同ゲームで使用できるNFT(非代替性トークン)やゲーム内アイテムの販売代理店事業を開始している。
<9212> GEI 472 +38
大幅に4日ぶり反発。Jパワー<9513>とタイでのオイルパーム廃木を活用したペレット生産に関する調査契約を締結し、調査を開始したと発表している。オイルパームプランテーションで発生する非可食バイオマスを原料としたグリーン化学品やバイオ燃料生産を統合した複合事業の実現に向け、共同で検討する。オイルパーム廃木は不適切な処理を行うと温室効果ガスなどの発生を誘発するため、適切な利活用が求められているという。
<6696> トラースOP 330 +80
ストップ高。流通小売店舗を対象としたDX店舗活性プロダクト新製品「店舗の星」をリリースすると発表している。商品や店舗に関する消費者評価(ソーシャルプルーフ)をネット上からクラウドエンジンがスクレイピング(抽出)し、リアル店舗に落とし込んで表示するためのシステム。販売開始は23年1月の予定。また、同製品に関する共同実験をタイ企業と実施したと開示している。
<9338> INFORICH 8620
上場2日目で公開価格(4600円)の2.3倍となる1万0510円で初値を付けた。主な事業はモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」と付随するサイネージ広告の販売・運営。22年12月期の営業損益予想は15.48億円の赤字(前期実績19.37億円の赤字)。売上高はバッテリースタンドの新設などで前期比163.2%増の43.29億円に拡大するが、販管費が膨らむことから赤字が継続する見通し。
《ST》
提供:フィスコ