ビーアンドピー---22年10月期は2ケタ増収増益、インクジェットプリント事業が通年で好調に推移
ビーアンドピー<7804>は9日、2022年10月期決算を発表した。売上高が前期比14.3%増の29.15億円、営業利益が同69.4%増の3.76億円、経常利益が同39.1%増の3.77億円、当期純利益が同26.8%増の2.40億円となった。
主要事業のインクジェットプリント事業において、新型コロナウイルス感染症の影響による案件の延期等が発生したが、東京と大阪における営業体制の強化や名古屋・福岡エリアにおける新規顧客獲得活動を積極的に展開するとともに、利便性を向上させたプリント通販サービス「インクイット」を8月に開設し、WEB集客の強化を図った。
売上は回復傾向が続き、特に9月、10月の売上は展示会やイベント開催が復活して過去最高水準となった。また、生産体制については、原価低減活動を継続的に行うと共に、昨年8月に首都圏エリアの生産機能を横浜ファクトリーに統合したことによる大規模生産体制の構築、及び、業務の自動化等により生産性向上に向けた取組みを進めた。また、資材価格の高騰については、代替品の調達等による対応を進めている。前年度から開始した2つの新規事業のうち、デジタルサイネージ事業については、大型の受注を獲得し、新商材やコンテンツを一元管理する仕組み(コンテンツ・マネジメント・システム)による映像配信システムの導入提案を積極的に展開している。もう一方のデジタルプロモーション事業については、従来のネットショップの運営サポートに加えてWEBプロモーションの支援を開始し、営業体制を整備して受注拡大に努めている。
2023年10月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.8%増の32.00億円、営業利益が同8.8%増の4.09億円、経常利益が同8.5%増の4.09億円、当期純利益が同9.0%増の2.62億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ