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ダウ平均は続伸 米CPIは鈍化傾向示すも、明日のFOMC見極めの雰囲気=米国株概況

NY株式13日(NY時間16:20)
ダウ平均   34108.64(+103.60 +0.30%)
S&P500    4019.66(+29.10 +0.73%)
ナスダック   11256.81(+113.07 +1.01%)
CME日経平均先物 28020(大証終比:+130 +0.46%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。取引開始前に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前年比7.1%、コア指数が6.0%と伴に前回から鈍化し予想も下回った。FRBは明日のFOMCで0.50%ポイントに利上げ幅を縮小することが見込まれているが、その見方を正当化する内容ではあった。

 米株式市場は米CPIを好感し買い先行で始まった。ほぼ全面高の中、ダウ平均は序盤に一時700ドル超上昇。ただ、買い一巡後は前日の大幅高もあり、伸び悩む動きが強まった。

 「今回の数字は大きな驚きで、市場もそれに反応している。強気シナリオが全て機能している日だ」といった声が聞かれる一方、明日のFOMCの結果を見極める必要があるとの慎重な声も聞かれる。0.50%ポイントへの利上げ幅縮小はほぼ確実なところではあるが、FOMC委員の金利見通し(ドットプロット)で、来年の利下げを織り込む判断まではないと見られている。また、パウエル議長の会見も、利上げ期間の長期化の可能性に言及してくる可能性は十分にありそうだ。

 「きょうの米CPIが明日のFOMCにどの程度影響を与えるかは未知数。金利決定でなければ、数カ月先で何らかの動きを見せるかもしれない」とのコメントも聞かれた。

 きょうのIT・ハイテク株は堅調な動きを続けたものの、テスラ<TSLA>は続落。きょうの下げで時価総額が一時5000億ドルを割り込む場面も見られた。中国での需要減退から、ツイッター買収によるマスク氏の優先事項への懸念まで、同社には様々な課題が浮上している。そのような中で投資家からの見切り売りが続いており、同社株は年初来安値更新が続いている状況。

 航空キャリアが軟調に推移。ジェットブルー航空<JBLU>が、需要が予想以上に悪化していると警告し、米航空業界の回復の強さに疑問を投げかけている。第4四半期の有効座席マイル当たり旅客収入(PRASM)が従来の15-19%増のガイダンス下限に近いと述べた。米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかにした。

 モデルナ<MRNA>が大幅高。同社のメッセンジャーRNAがんワクチン「mRNA-4157/V940」のメルク<MRK>の抗がん剤「キートルーダ」との併用臨床試験(フェーズ2b)で好結果を出した。

 ボーイング<BA>が小幅ながらも4日続伸。前日はインド航空からの大型受注が伝わっていたが、きょうもユナイテッド航空<UAL>からの大型受注が伝わった。ワイドボディ機の787ドリームライナー100機を購入で合意。

 ファイザー<PFE>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の47ドルから60ドルに引き上げた。

 デジタル画像検索収集サイトのピンタレスト<PINS>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の25ドルから30ドルに引き上げた。

モデルナ<MRNA> 197.54(+32.41 +19.63%)
ピンタレスト<PINS> 26.42(+2.81 +11.90%)
ファイザー<PFE> 53.07(+0.91 +1.74%)
ジェットブルー<JBLU> 7.10(-0.59 -7.67%)
ボーイング<BA> 187.13(+0.86 +0.46%)

アップル<AAPL> 145.47(+0.98 +0.68%)
マイクロソフト<MSFT> 256.92(+4.41 +1.75%)
アマゾン<AMZN> 92.49(+1.94 +2.14%)
アルファベットC<GOOG> 95.85(+2.29 +2.45%)
テスラ<TSLA> 160.95(-6.87 -4.09%)
メタ・プラットフォームズ<META> 120.15(+5.44 +4.74%)
AMD<AMD> 71.65(+0.98 +1.39%)
エヌビディア<NVDA> 180.72(+5.37 +3.06%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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