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株価指数先物【引け後コメント】 CPIが予想下回ると、FOMC待たずにショートカバーに向かわせる可能性も


大阪3月限
日経225先物 27890 +120 (+0.43%)
TOPIX先物 1962.5 +11.0 (+0.56%)

 日経225先物(3月限)は前日比120円高の2万7890円で取引を終了。寄り付きは2万7990円と、シカゴ日経平均先物(2万7995円)にサヤ寄せする格好から買いが先行し、現物の取引開始直後には2万8040円まで買われた。買い一巡後はこう着感が強まり、前場半ばには2万7830円まで上げ幅を縮めたが、ショートの動きは強まらなかった。後場は25日移動平均線やオプション権利行使価格の2万7875円を挟んで、2万7840円~2万7900円辺りの狭いレンジで推移。25日線および権利行使価格の2万7875円を若干ながら上回って取引を終えた。

 日経225先物は買い先行で始まり、一時2万8040円まで買われた後は、こう着感の強い展開だった。SOX指数の2%を超える上昇を受けて、買い先行で始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]だったが、「日本とオランダが、先端半導体製造装置を対象とした米国の対中輸出規制への参加に基本合意した」と伝わり、一時下げに転じる場面も見られるなど、日経平均型の重荷となった。

 もっとも、11月の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表といった重要日程を控えて、米国同様に持ち高調整に伴うリバランスの動きが中心であり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのショートも限られた。日経225先物は25日線水準での攻防を継続する一方で、TOPIX先物は小幅な値動きながらも25日線を上回って推移しており、ややTOPIX型優位の状況であった。

 そのため、NT倍率は先物中心限月で14.21倍と小幅に低下した。ただし、5日線(14.21倍)と25日線(14.18倍)辺りでのこう着だったことから、NTスプレッドを狙えるような状況ではなかったとみられる。

 まずはCPIの結果を受けた米国市場の動向が注目され、ナイトセッションでトレンドを強める可能性もあろう。日経225先物は25日線での攻防を見せ、同線が上値抵抗線として意識されているものの、12月8日につけた安値2万7330円(ナイトセッションを含む)での75日線割れ以降は、下値を切り上げる形状を見せている。仮にCPIショックとなっても、75日線が再び支持線として機能すれば、売り一巡後のアク抜け期待が高まりやすい。一方で、25日線を明確に上放れ、本日の高値2万8040円をクリアしてくると、ショートカバーが一段と強まる展開は想定しておきたいところだ。

 CPI通過後はFOMC待ちとなるが、CPI上昇率が予想を下回るようだと、インフレや利上げピーク達成への思惑からFOMC結果を待たずに、ショートカバーを強めてくる可能性がある。基本スタンスは押し目狙いのロングでの対応となり、足元でリバウンド基調を継続しているS&P500指数が今後52週線を捉えてくる局面では、トレンド転換を狙ったロングスタンスを強めることになろう。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが730枚、ドイツが580枚、ABNアムロが450枚、ソジェンが310枚程度の売り越しに対して、大和が1240枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが770枚、ドイツが660枚程度の売り越しに対して、バークレイズが750枚、BofAが630枚程度の買い越しだった。

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