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今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル売り縮小の可能性


17日のドル・円は、東京市場で139円80銭から139円23銭まで反落。欧米市場では138円88銭まで下げた後、140円74銭まで反発し、140円18銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に140円台で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小するとみられる。

17日のニューヨーク外為市場でドルは強含みとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げは2023年以降も続くとの見方は変わっていないこと、セントルイス地区連銀のブラード総裁は「金融政策について寛大な分析でも少なくとも合計1ポイントの追加利上げを実施する必要がある」との見方を伝えたことがドル上昇につながった。一方、米国債市場では10年債利回りが2年債利回りを大幅に下回る状態が続いている。この現象は米国経済が将来的に景気後退に陥る可能性が高い事を示唆している。足元の為替相場はドル高に振れているものの、今後の為替相場については予断を許さない状況が続くとみられる。

《FA》

 提供:フィスコ

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