新興市場銘柄ダイジェスト:パルマは大幅に続落、インバウンドがストップ高
<3461> パルマ 378 -79
大幅に続落。16日に22年9月期の営業利益予想を従来の1.50億円から0.04億円(前期実績1.34億円)に下方修正するとともに、期末配当予想を4.00円から1.50円(前期末実績4.00円)に減額修正したことが引き続き嫌気されている。QUOカードを贈呈していた株主優待制度の廃止も決めており、売り材料が重なったことから投資資金の流出が続いているとみられる。
<4934> Pアンチエイジ 3130 +95
大幅に反発。連結子会社のプレミア・ウェルネスサイエンス(東京都港区)が幹細胞培養エキス「ENGY ステムS」をコア成分とする新ブランド「Reinca(レインカ)」の販売を開始したと発表している。商品ラインアップは、二層式クレンジングや泡状洗顔料、ローション状化粧液、美容液。ENGY ステムSは、スキンケアに特化した独自の歯髄幹細胞培養上清液で、プレミアアンチエイジングと東京大学の共同研究の成果。
<4260> ハイブリッドテク 937 +55
大幅に4日続伸。スタートアップに出資とエンジニアリソースを提供する支援プロジェクトの第7弾支援先として、バイオニクス(大阪市)を選定したと発表している。バイオニクスは血流認証システムを02年に開発し、集合住宅や大型テナントビル、企業内の重要施設などに導入して高度なセキュリティ環境を実現してきたという。今後は血流認証技術の特性を活かし、鍵の解錠に留まらず、ヘルスケア領域にも展開していくとしている。
<4575> CANBAS 719 +100
ストップ高。現在進めているCBP501臨床第2相試験ステージ1について、3剤併用投与群の一つが良好な成果を示し、ステージ2を実施せず第3相試験へ進むことが濃厚になったと発表している。また、2剤併用投与群の一つで2例目の3カ月無増悪生存が確認され、早期無効中止がなくなった。今後のシナリオは「ステージ2をスキップして第3相試験実施」か「1-2群のステージ2を実施してから第3相試験実施」まで絞り込まれたという。
<7031> インバウンド 5400 +705
ストップ高。10月13日を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を265万2000株から795万6000株に拡大する。インバウンドテック株は15日に年初来高値を付けた後は続落していたため、押し目買いも入っているようだ。
<4393> バンクオブイノベ 3150 -115
反落。事前登録受付中のスマートフォン・PC向け新作RPG「メメントモリ」の事前登録数が合計94万人になったと発表している。内訳は日本が40万人、海外が54万人。サービス開始は10月18日の予定。バンク・オブ・イノベーションは、同ゲームで日本国内のみで月額課金高5億円以上の規模を最低1年以上推移(年間60億円)させることを目指して準備を進めている。
《ST》
提供:フィスコ