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株価指数先物【引け後コメント】 理想的なタイミングでの大幅反発だが、FOMCに向けて改めてショートが積み上がる可能性も


大阪9月限
日経225先物 28030 +570 (+2.07%)
TOPIX先物 956.0 +38.0 (+1.98%)

大阪12月限
日経225先物 27810 +580 (+2.13%)28030 +570 (+2.07%)
TOPIX先物 1936.5 +38.5 (+2.02%)

 日経225先物(9月限)は前日比570円高の2万8030円で取引を終了。寄り付きは2万7700円と、シカゴ日経平均先物(2万7710円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付きを安値にリバウンドの動きを強め、前場半ばにはオプション権利行使価格の2万7875円を突破し、ヘッジに伴う買いによって前引けにかけて2万8000円を回復。後場に入っても2万8000円を挟んだ高値圏での推移を継続し、終盤にかけて2万8080円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物(12月限)は前日比580円高の2万7810円で取引を終了。9月限とのスプレッドはマイナス220円であり、9月下旬の配当落ち分の試算値とほぼ同額のスプレッドである。12月限は2万7480円で寄り付き、その後は強いリバウンド基調を継続し、終盤にかけて2万7860円まで買われていた。

 日経225先物は前日までの調整で75日移動平均線を下回り、ボリンジャーバンドの-2σまで下げたことで、売られ過ぎが意識される水準からの大幅なリバウンドとなった。タイミングとしては理想的な反発であり、先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなかでレンジを切り上げてきたため、ヘッジ対応の動きも指数を押し上げる一因となったと見られる。

 もっとも、グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏での推移を継続していた。7日の米国市場の反発も、原油先物相場の下落や長期金利の低下を材料視していたものの、8日に欧州中央銀行(ECB)理事会のほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えるなか、これをターゲットとしてショートを仕掛けていた向きのカバーが入った可能性もありそうだ。そのため、今度は米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて再びショートを仕掛けてくる可能性があるため、米国の7日の反発が一時的なものではないことを見極めるうえでも、今後の動向が注目されそうである。

 なお、日経225先物の12月限はナイトセッションで利食い優勢の動きを見せている。日経平均は節目の2万8000円を回復し、短期的なリバウンドとしては一巡感が意識されやすい水準であることから、ナイトセッションでの底堅い値動きを見せたいところであろう。

 手口面では、日経225先物はシティが1470枚、UBSが1470枚、モルガンSが1260枚程度の売り越しに対して、三菱UFJが1760枚、クレディスイスが1750枚、ABNアムロが1140枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は野村が2590枚、JPモルガンが1840枚、ABNアムロが1660枚程度の売り越しに対して、みずほが4750枚、クレディスイスが3180枚程度の買い越しだった。

 日経225先物、TOPIX先物ともに、限月交代に伴うロールオーバーであるが、クレディスイスはショートポジションをロールしている格好であり、戻りの鈍さが意識される局面では、やや神経質にさせそうだ。

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