トヨタは押し目買い観測、円安による採算改善期待が株価下支え
トヨタ自動車<7203>はやや売り優勢も底堅さを発揮。前日の米国株市場で主要株指数が揃って下値模索の動きを続けたことで、東京市場でも主力株への風当たりがきつくなっているが、そのなか自動車セクターは下値で押し目買いも観測される。日米金利差拡大を背景に外国為替市場で足もと1ドル=138円70銭台の推移と円安水準でもみ合っており、輸出採算改善期待が株価の下支え材料となっている。トヨタは23年3月期の想定為替レートを第1四半期決算発表時に1ドル115円から130円に修正しているが、実勢はそれよりも更に8円以上円安に振れていることで、為替メリットが期待できる。
出所:MINKABU PRESS
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