外為サマリー：一時１ドル１３５円３０銭台に上昇、ゴトー日に伴うドル需要を意識

　１０日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１３５円２１銭前後と前日の午後５時時点に比べ３０銭強のドル高・円安となっている。

　９日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１３５円０５銭前後と前日に比べて１０銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利の上昇で日米金利差の拡大が見込まれるなか、一時１３５円２０銭まで上伸した。

　きょうはゴトー日（５のつく日と１０のつく日）とあって国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されやすく、東京市場のドル円相場は堅調な動きとなっている。ポジション調整的なドル買いなどもあるようで、午前９時３０分ごろには１３５円３０銭台をつける場面があった。ただ、今晩に発表される７月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすく、一段と上値を追う勢いには乏しい。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０２０８ドル前後と前日の午後５時時点に比べて０．０００６ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では１ユーロ＝１３８円０５銭前後と同３０銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所：MINKABU PRESS