外為サマリー：１ドル１３８円２０銭台で推移、ユーロは対ドルや対円で堅調

　１９日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１３８円２４銭前後と前週末１５日の午後５時時点に比べ７０銭弱のドル安・円高となっている。

　１８日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１３８円１４銭前後と前週末に比べて４０銭強のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された７月の米住宅市場指数が市場予想を下回ったことなどが影響し、一時１３７円９７銭まで軟化した。

　米ミシンガン大学が１５日に発表した消費者調査（速報値）で期待インフレ率が低下したことなどを背景に、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による急激な利上げ観測が後退しており、この日の東京市場でもドル売り・円買いが優勢となっている。午前９時２０分過ぎには１３８円３９銭まで値を戻す場面もあったが、前週に一時１３９円台と約２４年ぶりのドル高・円安水準をつけた反動からドル売りが出やすいこともあって戻りは限定的となっている。一方、２１日に欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会を控えるなか、ユーロは買い戻しなどで堅調に推移している。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０１２９ドル前後と前週末１５日の午後５時時点に比べて０．０１００ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では１ユーロ＝１４０円０２銭前後と同７０銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所：MINKABU PRESS