PBシステムズ---ANAPと企業向けプライベートメタバース空間構築共同事業開発を開始
PBシステムズ<4447>は4月7日の大引け後、ANAP<3189>と企業向けのプライベートメタバース空間構築サービスの共同事業開発を開始すると発表している。
講演会等のバーチャルイベントからバーチャルオフィスといった企業活動の様々なシーンに対応可能なバーチャル空間を構築し、企業が来訪者に向けて各種サービスを提供できるようサポートする。具体的には、ANAPのもつ店舗設計ノウハウ、ファッション性の高いディスプレイノウハウと、「Meta connect by ANAP(※1)」を利用したメタバース向けアイテム生成技術に、同社の感動共有型VRシアター「4DOH(※2)」の「実写(360°VR)+CG」による、映像コンテンツの作成、デジタル映像生成テクノロジーを応用することで、企業に適した専用メタバース空間を構築していくことになる。
専用のバーチャル空間内で企業が保有する情報資産や製品・サービスのシミュレーションをすることにより、大幅な経費削減や新たな顧客需要の創出が期待できるプライベートメタバース空間実現のため、ANAPとの共同事業開発推進を皮切りに同社はメタバース関連の事業展開をさらに加速させていく方針だ。
■開発サービスの主な想定利用シーン
・企業独自のメタバース・ショールームとして商品・サービスを展示する。
・採用セミナーや広報イベントなどを専用バーチャル空間で行う。
・自社ECサイトなどと連動し、メタバース空間で商品を3D展示し販売する。
(※1)「Meta connect by ANAP」は、企業が保有する洋服や小物などファッションアイテムの採寸データ画像素材を元に本プラットフォームを介して3Dモデリング化を行い、各種メタバース空間のデジタル規格に適合したバーチャルファッションアイテムに変換するプラットフォームサービス。
(※2)「4DOH」は、360度スクリーンに切れ目なく3D映像を投影する特許技術(特許第4166260号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)を基にした、移設可能なミニシアター。円筒形のスクリーンの中に客席が設置され、スクリーンに囲まれた空間に映像が縦横無尽に飛び回り、観客を突き抜ける特殊効果と、映像に同期した立体音響、突風、地面の揺れによって、360度に展開するストーリーに観客を没入させる、独自のVR空間を作り上げる装置。
《FA》
提供:フィスコ