インティメート・マージャー---21年9月期は最終増益、顧客単価が回復基調に
インティメート・マージャー<7072>は12日、2021年9月期連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%減の20.17億円、営業利益が同9.7%減の0.51億円、経常利益が同9.3%増の0.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.4%増の0.29億円となった。
国内広告配信事業において、エンターテインメント業界等、新型コロナウイルス感染症の拡大後に広告費削減傾向が続いていた大口クライアントからの受注の回復や、EC需要の高まりによる新規案件の獲得により、減少傾向にあった顧客単価が回復基調となった。
成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」は、巣ごもり需要やECサイトの利用増加を踏まえて、ASP各社との連携を強化したことや、ECプラットフォーム「Shopify」アプリの導入が伸長したことで、アカウント数が引き続き増加した。
Select DMPは、デジタルトランスフォーメーションや業務のデジタル化をテーマとした、パートナー企業との共催セミナーによる集客や、代理店を経由した拡販が奏功し、案件数の増加が続いている。
2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.3%増の23.04億円、営業利益が同42.1%減の0.30億円、経常利益が同27.7%減の0.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.7%減の0.21億円を見込んでいる。
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提供:フィスコ