トヨタなど自動車株は買い優勢、米景気回復期待で円高の影響は限定的
トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株は強弱感対立も、買い優勢の展開となっている。FOMCではFRBが2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明したほか、会合後のパウエルFRB議長の記者会見も市場コンセンサスよりもハト派寄りの内容だったことから、外国為替市場ではドル売り・円買いの動きを誘発した。足もとでは1ドル=108円台後半まで円高方向に振れている。これを受け、為替感応度の高い自動車株は輸出採算改善の思惑が後退している。ただ、米国景気の回復が想定以上に速く今後の見通しも強気に傾いていることは、米国での新車販売需要にも追い風となることが予想され、自動車株に対する売り圧力は限定的だ。
出所:MINKABU PRESS
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