アルファ---3Q純利益が黒字転換、通期業績予想の上方修正を発表
アルファ<3434>は9日、2018年3月期第3四半期(2017年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.2%増の435.91億円、営業利益が同6.7%増の23.48億円、経常利益が同54.4%増の24.01億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が11.84億円(前年同期は1.06億円の損失)だった。
自動車部品事業(日本)は、主要得意先において生産台数・販売台数ともに減少したこと等により、売上高は前年同期比4.2%減の89.11億円となったが、生産合理化等により、営業損失は1.03億円(前年同期は2.71億円の損失)となった。
自動車部品事業(北米)は、米国では前期に比べ売上減少となったが、メキシコでは売上好調が続き、売上高は同11.0%増の107.94億円、営業利益は同38.5%増の9.74億円となった。
自動車部品事業(アジア)は、中国での売上好調が続き、売上高は同10.2%増の147.16億円となったが、材料価格が高騰したこと等により、営業利益は同30.8%減の7.08億円となった。
自動車部品事業(欧州)の売上高は60.18億円、営業損失は0.61億円となった。
セキュリティ機器事業(日本)は、ロッカーオペレーション事業が好調に推移し、また賃貸・戸建住宅向け電気錠の採用が順調に推移したことに伴い、売上高は同3.9%増の61.76億円となったが、為替影響により、営業利益は同0.1%減の6.35億円となった。
セキュリティ機器事業(海外)の売上高は同26.2%増の28.70億円、営業利益は191.9%増の1.75億円となった。
2018年3月期通期の連結業績予想については、同日、上方修正を発表した。売上高が前期比13.6%増(前回予想比1.8%増)の580.00億円、営業利益が同10.2%増(同1.6%増)の32.50億円、経常利益が同46.1%増(同20.0%増)の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が539.0%増(同33.3%増)の20.00億円としている。
《MW》
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