ブリヂストンが年初来高値に迫る、天然ゴムを凌駕するポリイソプレンゴムの合成に成功
ブリヂストン<5108>が2月1日につけた年初来高値4416円に迫っている。NYダウの連日の最高値更新が追い風となっているほか、足もとでの資源価格上昇を背景に鉱山用タイヤの回復が期待されているもよう。また、13日に天然ゴムを凌駕する性能を持つ次世代ゴムの実現につながる可能性のあるポリイソプレンゴム(IR)の合成に成功したと発表したことも材料視されているようだ。
同社が独自に開発した新しい重合触媒を用いることで、分子ミクロ構造の規則性が天然ゴムと同様に極めて高く、かつ天然ゴムや従来IRよりも分子量のばらつきが小さいIRを合成することに成功。今回合成したIRを使ってタイヤ材料を作成し性能評価を行ったところ、耐破壊物性と低燃費性能において天然ゴムを用いたタイヤ材料よりも優れた性能を示したという。同社は今後、実用プロセスの条件検討および安定的なイソプレンの確保の検討を進め、2020年代の実用化を目指すとしている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
最終更新日:2016年12月14日 10時21分
同社が独自に開発した新しい重合触媒を用いることで、分子ミクロ構造の規則性が天然ゴムと同様に極めて高く、かつ天然ゴムや従来IRよりも分子量のばらつきが小さいIRを合成することに成功。今回合成したIRを使ってタイヤ材料を作成し性能評価を行ったところ、耐破壊物性と低燃費性能において天然ゴムを用いたタイヤ材料よりも優れた性能を示したという。同社は今後、実用プロセスの条件検討および安定的なイソプレンの確保の検討を進め、2020年代の実用化を目指すとしている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
最終更新日:2016年12月14日 10時21分