<注目銘柄>=EMシステムズ、調剤薬局向けが好調推移
EMシステムズ<4820>は、調剤薬局向けレセコン(医療費の明細書であるレセプトを作成するためのコンピュータ)で業界シェア3割超。電子カルテシステム、介護システム(介護保険請求ソフト)を含めた医療情報連携の構築に注力し、医療の質を高める取り組みを進めている。
17年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高30億2500万円(前年同期比9.3%増)、経常利益6億6800万円(同2.2倍)と大幅増益を達成。調剤システム事業では、4月の調剤報酬改定に絡むシステム改変需要が増加、調剤薬局チェーン店へのアプローチ強化なども寄与している。17年3月期通期の連結業績は売上高139億円(前期比5.3%増)、経常利益25億5000万円(同4.2%増)を見込む。
中長期的な視点では、(1)医療・介護分野のICT化の進展、(2)電子カルテシステムおよび介護システムの拡大による業績成長が見込まれる。介護サービス事業者向けの介護保険請求ソフトは、同社レセコンや電子カルテシステムと繋ぐ「医療介護連携ソリューション」を標準搭載し、診療所、調剤薬局、介護事業者間のシームレスな情報連携が可能となる。
株価は、7月以降一貫して25日移動平均線を支えとして下値切り上げ型の上昇軌道を堅持している。PERは16倍台と極端な割高状態ではなく、過去最高益更新予想のなかで、上値余地は十分見込めそうだ。(朱)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
17年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高30億2500万円(前年同期比9.3%増)、経常利益6億6800万円(同2.2倍)と大幅増益を達成。調剤システム事業では、4月の調剤報酬改定に絡むシステム改変需要が増加、調剤薬局チェーン店へのアプローチ強化なども寄与している。17年3月期通期の連結業績は売上高139億円(前期比5.3%増)、経常利益25億5000万円(同4.2%増)を見込む。
中長期的な視点では、(1)医療・介護分野のICT化の進展、(2)電子カルテシステムおよび介護システムの拡大による業績成長が見込まれる。介護サービス事業者向けの介護保険請求ソフトは、同社レセコンや電子カルテシステムと繋ぐ「医療介護連携ソリューション」を標準搭載し、診療所、調剤薬局、介護事業者間のシームレスな情報連携が可能となる。
株価は、7月以降一貫して25日移動平均線を支えとして下値切り上げ型の上昇軌道を堅持している。PERは16倍台と極端な割高状態ではなく、過去最高益更新予想のなかで、上値余地は十分見込めそうだ。(朱)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)