第一生命など生損保株は高い、超長期金利の下げ止まりに期待感
生保・損保株が高い。第一生命保険<8750>が前日に比べ一時6%高に買われているほか、T&Dホールディングス<8795>や東京海上ホールディングス<8766>などが上昇している。14日付の日本経済新聞は日銀の「総括的な検証」で金融緩和の軸をマイナス金利の深掘りに据える方針と伝えた。同時に、日銀は金融機関の収益悪化に配慮し、平たん化したイールドカーブ(利回り曲線)の是正を意識しており、超長期債の国債買い入れは抑えられる見込み。このなか20年債、30年債といった超長期金利の下げ止まり効果が期待されている。実際、この日の債券市場では、20年債の利回りは一時、6カ月ぶりの水準に上昇している。生損保各社の資金運用での超長期債の運用比率は比較的高く、その利回りが下げ止まりから上昇することは業績面でのプラスになると期待されている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)