エクストリーム---2016年3月期は増収増益で着地、2017年3月期は大幅な増収増益を見込む
エクストリーム<6033>は5月13日に2016年3月期決算を発表。売上高が前の期比44.1%増の24.03億円、営業利益が同1.7%増の1.88億円、経常利益が同5.5%増の1.85億円、当期純利益が同9.7%増の1.20億円で着地した。
ゲーム・スマートフォンアプリを中心としたエンターテインメント系企業に、スキルを持った自社正社員を派遣する主力の人材ソリューション事業が好調で、稼動プロジェクト数は3,412プロジェクトと前の期から849プロジェクト増加し、同事業は売上高が同40.1%増の20.27億円、セグメント利益が同44.5%増の5.18億円と大きく伸長した。
一方、ゲームコンテンツの開発・運営及びライセンス事業を行うコンテンツプロパティ事業においては、海外へのゲーム化権許諾などが堅調に推移したものの、ゲームタイトル「桃色大戦ぱいろん~モバ雀~」の早期サービス終了によるソフトウェアの一括償却や、「桃色大戦ぱいろん」シリーズの統合による一時的な売上減、一部のブラウザゲーム開発案件の中止などが発生、セグメント利益が赤字になった。
同時に2017年3月期の業積見通しを発表。2017年3月期は売上高が前期比43.2%増の34.41億円、営業利益が同73.2%増の3.26億円、経常利益が同76.3%増の3.27億円、当期純利益が同74.8%増の2.10億円と2桁の増収増益を計画している。引き続きソリューション事業の既存サービスが堅調に推移すると予想されるほか、今年4月に子会社化したウェブサイト・アプリ運用支援サービスを手掛けるウィットネストも寄与する見込み。コンテンツプロパティ事業についても改善に向かう見通しである。
《TN》
提供:フィスコ