日製鋼---急伸、減損計上により今後のROE向上期待など高まる
日製鋼<5631>は急伸。前日に業績予想の修正を発表している。前期営業利益は120億円から140億円に上方修正も、最終損益は72億円の黒字から170億円の赤字に下方修正している。産業機械事業の収益上振れなどがあった一方、室蘭製作所の固定資産について減損損失を計上している。モルガン・スタンレーMUFG証券では、原子力部材の受注回復に依存しない素形材エネルギー部門の黒字化を担保できた点はポジティブとしているほか、償却負担軽減による来期以降のROE上昇期待などを背景に、投資判断を買い推奨に格上げへ。
《WA》
提供:フィスコ