小野薬が一時14%高と急騰、「オプジーボ」の売上高急拡大を評価 野村は目標株価引き上げ
小野薬品工業<4528>が急騰。株価は一時、前日に比べ14%高にまで買われ上場来高値を更新した。11日の取引終了後、抗がん剤「オプジーボ点滴静注20mg・100mg」の売上高実績と予想を発表。16年3月期の売上高は212億円となった。同薬の期初予想の売上高は効能・効果が悪性黒色腫のみで35億円としていたが、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対する効能・効果が追加承認されたことをなど踏まえ、結局212億円となった。17年3月期の「オプジーボ」の売上高は前期比5.9倍の1260億円と大幅な拡大を見込んでいる。
この売り上げ予想の発表を経て、野村証券は11日、同社株の目標株価を5200円から6700円に引き上げている。同証券では、会社予想には腎細胞がんの適応拡大が含まれていないほか、競合薬の影響などを保守的にみているとし、今期売上高は1404億円を予想。同社の業績は連結営業利益が16年3月期は274億2400万円(会社予想240億円)に対し17年3月期は979億円に急拡大すると予想している。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
この売り上げ予想の発表を経て、野村証券は11日、同社株の目標株価を5200円から6700円に引き上げている。同証券では、会社予想には腎細胞がんの適応拡大が含まれていないほか、競合薬の影響などを保守的にみているとし、今期売上高は1404億円を予想。同社の業績は連結営業利益が16年3月期は274億2400万円(会社予想240億円)に対し17年3月期は979億円に急拡大すると予想している。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)