ヤマハ発が値下がり率トップ、16年12月期営業利益が減益見通しで失望売り
ヤマハ発動機<7272>が急落し連日で昨年来安値を更新している。現在は下げ幅を拡大し、東証1部の値下がり率ランキングでトップ。同社は今日の午後1時30分に、16年12月期の連結業績見通しを発表した。
売上高は前期比5.2%増の1兆7000億円と増収を確保するものの、営業利益は同0.4%減の1200億円との見通しを示し、失望売りが出ているようだ。主要事業の需要見通しは、先進国市場では堅調な景況感が継続するものの、新興国市場ではインドネシアやブラジルで資源安・通貨安などにより不安定な状況が続くものと予想している。
同時発表の前15年12月期の連結決算は、売上高が1兆6153億5000万円(前の期比6.2%増)、営業利益は1204億3600万円(同38%増)で着地した。ただ、純利益は「移転価格税制に関する事前確認(APA)」についての日米相互協議の結果を受け、米国子会社で法人税等の追加納付356億円が発生したことや、繰延税金資産144億円を追加計上したことなど一時的要因が重しとなり、600億2300万円(同12.3%減)となった。
《MK》
株探ニュース
売上高は前期比5.2%増の1兆7000億円と増収を確保するものの、営業利益は同0.4%減の1200億円との見通しを示し、失望売りが出ているようだ。主要事業の需要見通しは、先進国市場では堅調な景況感が継続するものの、新興国市場ではインドネシアやブラジルで資源安・通貨安などにより不安定な状況が続くものと予想している。
同時発表の前15年12月期の連結決算は、売上高が1兆6153億5000万円(前の期比6.2%増)、営業利益は1204億3600万円(同38%増)で着地した。ただ、純利益は「移転価格税制に関する事前確認(APA)」についての日米相互協議の結果を受け、米国子会社で法人税等の追加納付356億円が発生したことや、繰延税金資産144億円を追加計上したことなど一時的要因が重しとなり、600億2300万円(同12.3%減)となった。
《MK》
株探ニュース