東京製綱に物色資金流入、CFCCの世界展開加速で注目
東京製綱<5981>が高い。売買高増勢のなか15円高に買われ、8月24日以来の200円台を回復した。エレベーターロープが好調で収益を牽引、16年3月期は営業利益段階で前期比6.4%増を見込むが、PER11倍前後と割安感があり、ここ低位株に物色の矛先が向くなか持ち前の材料株素地を開花させている。同社が新たに設定した新中期経営計画ではスチールよりも軽量・高強度なCFCC(炭素繊維複合材ケーブル)の世界展開を加速させる方針。16年3月期に同商品の売り上げは10億円程度に急拡大が見込まれているが、これを20年3月期には34億円前後まで伸ばす方針にあり注目されている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)