丸和運輸機関がストップ高、インバウンド恩恵で第１四半期営業利益が２．６倍

　丸和運輸機関<9090>が一時７００円高の４９２０円と値幅制限いっぱいに買われた。同社は小売業に特化した３ＰＬ（サードパーティ・ロジスティクス）。３ＰＬは荷主に対して物流コスト削減などの改革を提案し包括的な業務受託を行うが、同社は低温物流で高実績を有し、食品スーパー向けで需要を取り込むほか、医薬や雑貨でも強みを持つ。同社が４日取引終了後に発表した１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高が１４３億５０００万円（前年同期比１１．４％増）、本業のもうけを示す営業利益は８億８８００万円（同２．６倍）と高い伸びを示した。訪日外国人観光客急増によるインバウンド消費が、小売業界の物流増加に反映されており、同社に強い追い風をもたらせている。また、物流センターの新規稼働なども寄与して利益を押し上げている。

丸和運輸機関の株価は１０時３６分現在４８５０円（△６３０円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）

最終更新日：2015年08月05日 14時41分