南海電気鉄道、今期経常を9％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額

る見込みです。２．通期業績予想の修正について　通期の連結業績予想については、営業収益は、運輸業において空港関連輸送が好調に推移していることから前回予想を上回る見込みであります。利益面では、運輸業における増収に伴う増益に加え、燃料価格の下落や、建設業における利益率の改善もあり、営業利益、経常利益は、それぞれ前回予想を上回る見込みであります。しかしながら、親会社株主に帰属する当期純利益は、平成28年度税制改正で予定されている法定実効税率の変更に伴う法人税等調整額の減少を見込むものの、特別損失として上記の減損損失の計上が見込まれることにより、前回予想を下回る見込みであります。　通期の個別業績予想については、営業収益は、空港関連輸送が好調に推移していることから前回予想を上回る見込みであります。一方で、利益面では、修繕費等費用の増加により、営業利益、経常利益とも、前回予想を下回る見込みであります。また、当期純利益は、平成28年度税制改正で予定されている法定実効税率の変更に伴う法人税等調整額の減少を見込むものの、特別損失として上記の減損損失の計上が見込まれることにより、前回予想を下回る見込みであります。

　　当社の利益配分につきましては、長期にわたる安定的な経営基盤の確保と財務体質の強化に努めつつ、収益のさらなる向上をはかることにより、株主の皆さまに対して安定的な配当を行うことを基本方針としております。　この基本方針に基づき、当期は上記の減損損失の計上があるものの、堅調に推移する足元の業績動向や安定した収益基盤が確立しつつある状況等を総合的に勘案いたしました結果、株主の皆さまへの利益還元を重視し、平成28年３月期の１株当たり期末配当金は、前回予想において１株当たり５円としておりましたが、１円増配の１株当たり６円とさせていただく予定であります。　なお、本件につきましては、平成28年６月開催予定の第99期定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。