電通国際情報サービス、前期経常を一転4％増益に上方修正、配当も2円増額

将来性を勘案した結果、当社グループは三鷹DCによるサービスの提供を2017年3月末を目処に順次終了することといたしました。今後は特定のベンダーに依存しない当社グループの中立性を生かし、提携先データセンターやクラウドサービスなど多様な選択肢の中からお客さまに最適なサービスをご提案することで、一層ご満足いただけるソリューションの提供に努めてまいります。この決定に伴い、事業構造改善費用1,265百万円を特別損失に計上いたします。●修正の理由金融ソリューションならびにエンタープライズソリューションが堅調に推移した結果、売上高は前回予想を超え、過去最高となる見通しです。利益面でも、上期に発生したソフトウェア製品開発における原価増を売上高の拡大等により吸収し、営業利益はほぼ前回予想並み、経常利益は為替差益の計上等により前回予想を上回る見込みです。一方、当期純利益は、前述の特別損失の計上により前回予想を下回る見通しとなりました。

　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題として認識し、持続的な成長を実現するための内部留保を確保しつつ、適正かつ安定的な配当を継続することを配当に関する基本方針として掲げております。当社グループの平成27年3月期の業績は、本日開示の「特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ」の通り、連結売上高、営業利益および経常利益は増収増益となる見込です。一方、当期純利益は減益となるものの、その原因である特別損失は主として固定資産の減損により発生するものでありキャッシュの流出を伴うものではありません。かかる状況のもと、当社といたしましては、上記の配当基本方針、業績見通しならびに今後の資金需要等を総合的に勘案した結果、株主還元のさらなる充実を図るべく、1株当たり12円を予定しておりました期末配当を14円に修正することを決定いたしました。これにより1株当たりの年間配当金額は、前期比4円増の26円となる予定です。