＜後場の注目銘柄＞＝日建工学、高技術と財務内容評価

　日建工学<9767>がジリジリと水準を切り上げている。無借金経営で財務内容は良好、好調な業績からも時価近辺は妙味が高まる。

　消波ブロックや土木・環境資材の製造・販売を展開、技術開発型で多数の特許を有している。集計中の前１５年３月期は、鋼製型枠の減価償却費などが増加し、連結営業利益で４億５０００万円（前の期比１１．９％減）と減益を見込んでいるが、東日本大震災の復旧事業に絡んで消波根固ブロックや護岸ブロックなどの主力製品の出荷が本格化しており業績への不安はない。コンクリートにアミノ酸の一種のアルギニンを混和した環境活性コンクリートを味の素や徳島大学と共同開発、海外での拡大に期待。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）

最終更新日：2015年04月03日 13時00分