シモジマ---今期は大幅増収増益、高収益企業への回帰が目標

シモジマ<7482>はラッピング、包装などを展開。1920年に包装材料卸問屋として創業して以来、各種流通業で使用する包装用品を中心に、事務用品や店舗装飾品など小売店で必要とされる消耗品を提供する卸売業をてがけてきた。

2015年3月期は売上高で前期比3.9％減の474.31億円、経常利益で同22.0%減の16.5億円と消費増税による反動減が大きく影響した。

2016年3月期は売上高で前期比2.7%増の487.0億円、経常利益で同30.6%増の21.6億円が見込まれている。

中期目標として高収益企業への回帰を掲げている。同社は売上高のうち約40％を自社やシモジマグループ加盟店の実店舗で売上げており、そのことを強みに有店舗通信販売の強化、ＢtoＢ Web受発注取引の拡大などオムニチャネル化の推進にも注力している。

また、同社の強みである商品開発力を生かし、業界ごとに差別化した商品展開によりシェア拡大を図っている。

配当は安定配当を旨としており、最近は1株あたり通年で22円を継続している。配当性向2016年3月期も39%と高い水準が予想されている。配当利回りは2%を上回っている。

《SF》

　提供：フィスコ