能美防災---第2四半期営業利益は前年同期比10.4%減の3,564百万円
能美防災<6744>は、11月8日、2017年3月期第2決算(4月~9月期累計)を発表した。2017年3月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比12.6%減の39,903百万円、営業利益が同10.4%減の3,564百万円、経常利益が同10.1%減の3,635百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10.7%減の2,316百万円となった。同社は、10月31日に第2四半期連結業績予想を上方修正済みで、それに沿った内容である。
保守点検等セグメントは増収増益を達成したが、火災報知設備、消火設備、その他セグメントで生じた減収減益が大きく響き、連結業績も減収減益となった。ただし、通期連結業績予想に対する進捗は、会社計画を上回っている。なお、同社の売上高は建設業界の影響を大きく受けるため、第4四半期に集中する傾向があるようだ。
第2四半期末の1株当たり配当額は普通配当11円と創立100周年の記念配当2円の合計13円。
通期連結業績予想の売上高101,000百万円(前期比0.3%増)、営業利益10,000百万円(同6.3%減)、経常利益10,200百万円(同5.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6,500百万円(同2.0%減)に変更はない。1株当たり期末配当予想の11円は据え置いた。
《TN》
提供:フィスコ