アキレス---15/3期は増収減益、16/3期は成長分野に注力して増収・2ケタ増益を見込む

アキレス<5142>は、プラスチック加工技術をコアとした製品開発。ジュニアスポーツシューズ「瞬足」をはじめとしたシューズ事業、車輌内装用資材などのプラスチック事業、ウレタンなどの産業資材事業が三本柱。

ブランド力と魅力ある商品創出に注力しており、省エネルギー関連製品、環境対応製品、スポーツ健康関連製品など成長分野、インフラ整備、防災関連分野などに積極的に展開。グローバル化へも注力。

2015年3月期の連結業績は、売上高で前期比1.2％増の890.56億円、営業利益で同53.5％減の9.13億円、経常利益で同41.9％減の14.80億円、当期純利益で同25.8％減の12.87億円となった。売上面では、シューズ事業では高機能スーパークッション「ソルボ」を搭載したシューズが紳士、婦人向けともに堅調。プラスチック事業では車輌内装用資材がラミネート製品の新規受注と国内・北中米向けに受注堅調で増収。産業資材事業では、ウレタンが寝具・包装用など好調に推移、車輌用も好調を維持して増収。利益面では円安による輸入原材料や製品価格の上昇が影響。

2016年3月期の業績予想は、売上高で前期比3.3％増の920.00億円、営業利益で同31.4％増の12.00億円、経常利益で同25.0％増の18.50億円、当期純利益で同55.3％増の20.00億円と増収・2ケタ増益を見込んでいる。

《FA》

　提供：フィスコ