エストラストが急反落で東証１部の値下がり率トップ、１６年２月期営業減益・減配見通しを嫌気

　エストラスト<3280>が急反落し、一時、前日比８５円安の６２４円まで下落し、１０時３５分現在で東証１部市場の値下がり率トップとなっている。
　９日の取引終了後に発表した１６年２月期の連結業績予想で、売上高１３１億円（前期比９．７％増）、営業利益１１億４０００万円（同３．３％減）、純利益６億円（同２．４％増）と営業減益を見込み、年間配当も前期の１０円から８円に減配する見通しであることが嫌気されている。不動産分譲事業で、分譲戸建ては６５戸（前期比２９戸増）を計画しているものの、分譲マンションの引き渡し戸数は３７０戸（前期比５９戸減）に減少する見通しであることなどが、営業利益を押し下げる要因となっている。
　なお、１５年２月期決算は、売上高１１９億４１００万円（前の期比１６．１％増）、営業利益１１億７８００万円（同２０．１％増）、純利益５億８６００万円（同７．９％増）だった。

エストラストの株価は１０時３６分現在６３８円（▼７１円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）