日触媒が後場急騰し年初来高値更新、スプレッド拡大で今期最終利益予想引き上げ配当増額
日本触媒<4114>が後場に急騰し、年初来高値を更新した。7日午後3時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益予想を15億円増額して165億円(前期比49.9%増)に修正した。加えて、9月30日を基準日とする中間配当について従来の予想から19円増額し54円としたうえで、期末配当予想も19円増額し54円とした。年間配当予想は108円となり、配当利回りは足もとで5%を上回る水準となった。業況と配当予想の増額修正を好感した買いが集まったようだ。今期の売上高予想は据え置いた。下期は販売数量の減少が利益を圧迫する要因となる見込みだが、原料価格の下落によるスプレッドの拡大を予想。持ち分法による投資損益も増加する見込みで、これらの影響を業績予想に織り込んだ。同社は今年4月1日に1株を4株に分割している。株式分割後の水準で前期の年間配当は45円で、実質増配の見通しとなる。
出所:MINKABU PRESS
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