<注目銘柄>=円谷フィHD、「ウルトラマン」効果に期待
円谷フィールズホールディングス<2767>は5月30日安値1426円を起点に上昇基調に転じているが、PER9倍台の時価水準は割安感が強く更なる上昇余地が感じられる。
同社はパチンコ・パチスロなど遊技機の企画開発・販売のほか、映画、テレビ番組の企画・製作やキャラクター商品の企画・製作・販売などを行うコンテンツ&デジタル事業を展開する。24年3月期は遊技機事業が「エヴァンゲリオン」シリーズを中心に好調に推移。「ウルトラマン」ライセンス収入が伸び悩みコンテンツ&デジタル事業は苦戦したが、営業利益は118億2700万円(前の期比8.0%増)で着地した。
25年3月期は、24年3月に子会社化したソフィアグループの寄与もあり、引き続き遊技機事業の伸長を見込む。注目はコンテンツ&デジタル事業の復調で、6月にNetflixで配信を開始したアニメ映画「Ultraman:Rising」は、グローバル視聴ランキングで最高2位を獲得。IPの認知度向上に貢献し、10月25日に発売が予定されている「ウルトラマン」の新カードゲーム展開にも好影響を与えよう。
25年3月期は、会社側では営業利益152億円(前期比28.5%増)を計画するも、調査機関では上振れを見込むところが多い。26年3月期以降はASEANでのライセンス収入の拡大が予想され、連続大幅増益が期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社はパチンコ・パチスロなど遊技機の企画開発・販売のほか、映画、テレビ番組の企画・製作やキャラクター商品の企画・製作・販売などを行うコンテンツ&デジタル事業を展開する。24年3月期は遊技機事業が「エヴァンゲリオン」シリーズを中心に好調に推移。「ウルトラマン」ライセンス収入が伸び悩みコンテンツ&デジタル事業は苦戦したが、営業利益は118億2700万円(前の期比8.0%増)で着地した。
25年3月期は、24年3月に子会社化したソフィアグループの寄与もあり、引き続き遊技機事業の伸長を見込む。注目はコンテンツ&デジタル事業の復調で、6月にNetflixで配信を開始したアニメ映画「Ultraman:Rising」は、グローバル視聴ランキングで最高2位を獲得。IPの認知度向上に貢献し、10月25日に発売が予定されている「ウルトラマン」の新カードゲーム展開にも好影響を与えよう。
25年3月期は、会社側では営業利益152億円(前期比28.5%増)を計画するも、調査機関では上振れを見込むところが多い。26年3月期以降はASEANでのライセンス収入の拡大が予想され、連続大幅増益が期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS