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【市況】株価指数先物【引け後】 前日の下落分を埋めてショートカバーを誘う


大阪3月限
日経225先物 52080 +890 (+1.73%)
TOPIX先物 3527.5 +46.0 (+1.32%)

 日経225先物(3月限)は前日比890円高の5万2080円で取引を終了。寄り付きは5万1560円と、シカゴ日経平均先物の清算値(5万1615円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。開始直後は上げ幅を5万1700円まで広げた後に、5万1370円まで縮めるなど荒い値動きをみせた。

 ただ、下値の堅さが意識されるなかで断続的なロングが指数を押し上げ、前場終盤にかけて朝方の高値を突破すると、ランチタイムで5万1810円まで買われた。後場は5万1700円辺りで保ち合いの動きから始まったが、終盤にかけて上へのバイアスが強まり、引け間際には5万2110円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は買い一巡後に上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの+1σ(5万1460円)近辺での底堅さがみられるなかで、押し目狙いのロングに加えてショートカバーを誘う形となったようだ。業績上方修正を発表したファーストリテイリング<9983>[東証P]が日経平均株価を牽引。さらに東京エレクトロン<8035>[東証P]が買われ、アドバンテスト<6857>[東証P]もプラス圏を回復したことでロングの勢いが強まった。

 さらに、日経225先物は後場一段高で前日の下落分を埋めており、+2σ(5万2280円)に接近したことで、三連休を前にショートポジションをニュートラルにする形でのカバーに向かわせたようだ。

 また、中国商務省の報道官が8日の記者会見で、日本への軍民両用品目の輸出規制の対象は軍事用途に限られると報じられた。民生用は影響を受けず、通常の貿易を行う際に心配する必要はないと述べたと伝わったことで、トヨタ自動車<7203>[東証P]、ホンダ<7267>[東証P]など輸出関連株が買い戻されたことも安心感につながったようだ。

 日中関係について楽観視はできないが、日経225先物が+1σをサポートにリバウンドをみせたことで、+2σとのレンジが意識されやすい。ナイトセッションで+1σは5万1570円、+2σは5万2420円辺りに切り上がってくるため、オプション権利行使価格の5万1500円から5万2500円のレンジになりそうである。また、週足では+1σ(5万1510円)を上回って終えたことで、ロングに向かわせやすいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.76倍に上昇。一時14.65倍まで下げる場面もみられたが、その後の切り返しで-1σ(14.68倍)を上回っての推移となった。NTショートを巻き戻す形でのリバランスが意識されるなかで、25日移動平均線(14.80倍)に接近してきた。

 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万1739枚、ソシエテジェネラル証券が1万0250枚、バークレイズ証券が4268枚、サスケハナ・ホンコンが3501枚、モルガンMUFG証券が1911枚、野村証券が1705枚、JPモルガン証券が1567枚、SBI証券が1446枚、日産証券が1355枚、松井証券が1102枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万7003枚、ソシエテジェネラル証券が1万6445枚、バークレイズ証券が8662枚、JPモルガン証券が4584枚、ゴールドマン証券が3874枚、モルガンMUFG証券が3872枚、ビーオブエー証券が1227枚、サスケハナ・ホンコンが1219枚、野村証券が848枚、みずほ証券が697枚だった。

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