【市況】株価指数先物【寄り前】 +1σを支持線とした押し目狙いのロング対応に
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 51610 +420 (+0.82%)
TOPIX先物 3519.5 +38.0 (+1.09%)
シカゴ日経平均先物 51615 +425
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
8日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで、景気敏感株中心に買いが優勢となった。また、トランプ米大統領は2027年会計年度の国防予算を1兆5000億ドルに増やすよう米連邦議会に求めたと伝えられ、防衛関連株の上昇が目立っている。ただ、ハイテク株の一角には利益確定の売りが出ており、相場全体の重荷になった。
NYダウ構成銘柄では、ナイキ<NKE>、ホーム・デポ<HD>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、コカ・コーラ<KO>が買われた。半面、アムジェン<AMGN>、セールスフォース<CRM>、エヌビディア<NVDA>、マイクロソフト<MSFT>、ビザ<V>が軟調。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は大阪比425円高の5万1615円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比170円高の5万1360円で始まった。5万1570円まで買われた後に5万1340円まで上げ幅を縮めたが、米国市場の取引開始後は5万1350円~5万1550円辺りでの保ち合いが継続。引け間際にややロングが強まり、日中比420円高の5万1610円でナイトセッションを終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。もっとも、前日に820円安と大きく下落した反動であり、買い一巡後は膠着感の強い相場展開になりそうである。ナイトセッションでは狭いレンジでの推移が続いており、ボリンジャーバンドの+1σ(5万1410円)を挟んでの底堅さはみられていた。同バンドが支持線として意識されるようだと、自律反発狙いのロングを誘う可能性はあるだろう。
米国ではエヌビディアのほか、ブロードコム<AVGO>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、マイクロン・テクノロジー<MU>など半導体株が下落している。東京市場においても前日に日経平均株価の重荷になったソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]の動向次第ではショートが強まる場面はありそうだ。
一方で、ファーストリテイリング<9983>[東証P]は昨夕、2026年8月期業績予想の上方修正を発表し、ADR(米預託証券)で大幅に上昇している。同社が日経平均株価を牽引する可能性が高いだろう。
日経225先物は+1σが支持線として機能するようだと、週足の+1σ(5万1430円)を上回ってくるため、ショートを仕掛けにくくさせそうだ。三連休前で積極的な売買は手控えられるものの、同水準では押し目狙いのロング対応に向かわせそうである。そのため、オプション権利行使価格の5万1375円から5万1875円でのレンジを想定。なお、直近2日間は後場に入り下へのバイアスが強まる傾向が目立っている点には注意が必要である。
8日の米VIX指数は15.45(7日は15.38)に上昇した。15.85まで上昇する場面もみられ、25日移動平均線(15.32)を上回ってきた。ボトム圏での推移であることでリスク選好は継続しそうだが、同線を支持線に75日線(17.45)辺りが射程に入ってくる可能性はあるだろう。そのため、やや神経質にさせそうだ。
昨日NT倍率は先物中心限月で14.70倍に低下した。25日線(14.80倍)を下回って始まり、一時14.65倍まで下げる場面もみられ、-1σ(14.68倍)割り込んできた。その後は同バンドが支持線として機能していたこともあり、いったんNTショートを巻き戻す形でのリバランスが入りやすい水準とみられる。
株探ニュース

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