【材料】テスラ、韓国サプライヤーが受注した電池材料のうち、実際の供給はごく僅かと伝わる=米国株個別
(NY時間13:54)(日本時間03:54)
テスラ<TSLA> 463.00(-12.19 -2.57%)
テスラ<TSLA>向け韓国サプライヤーが、約3年前に受注した電池材料のうち、実際に供給したのはごく一部に留まったと伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。背景にはサイバートラックを巡る問題があったという。
韓国のL&Fは本日、2023年2月に発表したテスラとの3兆8300億ウォン(約26億7000万ドル)の供給契約が、973万ウォンにまで大幅に縮小されたと開示した。提出書類によると、供給数量の変更を理由に契約額が約99%減少したという。
L&Fが2024年1月から今月まで供給する予定だった高ニッケル系正極材は、サイバートラック用電池に使われる予定だったが、車両開発の度重なる延期や、消費者がモデル3セダンやモデルY・SUVなど他の車種を選好したことから、供給量は僅かに留まったとしている。
この供給契約は、インフレ削減法(IRA)による補助金の打ち切りなど、政策・経済面の要因の影響も受けたと伝えている。
L&Fは声明で、世界のEV市場や電池供給環境の変化に合わせてスケジュールが調整された結果、契約修正は避けられなかったと説明。「主力の高ニッケル製品について、出荷や顧客向け供給に変更はない」とし、韓国の主要電池セルメーカー向け出荷は順調に進んでいると強調した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
テスラ<TSLA> 463.00(-12.19 -2.57%)
テスラ<TSLA>向け韓国サプライヤーが、約3年前に受注した電池材料のうち、実際に供給したのはごく一部に留まったと伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。背景にはサイバートラックを巡る問題があったという。
韓国のL&Fは本日、2023年2月に発表したテスラとの3兆8300億ウォン(約26億7000万ドル)の供給契約が、973万ウォンにまで大幅に縮小されたと開示した。提出書類によると、供給数量の変更を理由に契約額が約99%減少したという。
L&Fが2024年1月から今月まで供給する予定だった高ニッケル系正極材は、サイバートラック用電池に使われる予定だったが、車両開発の度重なる延期や、消費者がモデル3セダンやモデルY・SUVなど他の車種を選好したことから、供給量は僅かに留まったとしている。
この供給契約は、インフレ削減法(IRA)による補助金の打ち切りなど、政策・経済面の要因の影響も受けたと伝えている。
L&Fは声明で、世界のEV市場や電池供給環境の変化に合わせてスケジュールが調整された結果、契約修正は避けられなかったと説明。「主力の高ニッケル製品について、出荷や顧客向け供給に変更はない」とし、韓国の主要電池セルメーカー向け出荷は順調に進んでいると強調した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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