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【経済】【クラファン】KDDIと提携! "現場特化型"ビデオ遠隔作業支援のTECH MONSTER、12月18日募集開始

 「現場」特化型のビデオ遠隔作業支援システムを手掛ける株式会社TECH MONSTER(神戸市中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは12月18日19時30分開始を予定しています。

・ 新株予約権型
・ 目標募集額:990万円、上限募集額:9999万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 類似上場企業:VRAIN Solution <135A> [東証G]、L is B <145A> [東証G]、Liberaware <218A> [東証G]、Hmcomm <265A> [東証G]、Sapeet <269A> [東証G]


連続起業家として2度のExitを経験した代表

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(出典:FUNDINNO)

 TECH MONSTERの京保雄一代表は連続起業家として複数の事業を立ち上げ、2度のExitを経験しています。その中で、大企業アライアンスの重要性を実感してきたため、同社創業時から、大手との連携を軸にプロダクトの改善速度と品質を追求してきました。

 技術チームは、京保氏が前職から開発を共にしてきたメンバーが中核を担い、AI、AR、VR、アバター開発に精通した海外エンジニアも多数参加しています。

 同社は、電気・水道・通信などのインフラや、住宅、自動車、製造業などの現場に特化したビデオ遠隔作業支援システム「LIVEアシスト」を提供しています。

 同システムは、現場作業の1次対応や技術指導、齟齬(そご)解消などの効率化を目指すSaaSであり、一般的なビデオ会議ツールとは異なるアプローチで、現場の作業支援に特化したものです。

 「LIVEアシスト」には、コミュニケーション(専門用語、方言、外国語など)を正確に翻訳・文字起こしした上で、報告書に最適化して出力するAIレポート技術も実装されています。



現場産業における労働力不足問題に挑む

 建設・製造・運輸・インフラなど日本の現場産業における労働力不足と高齢化により、現場では熟練技術者を十分に配置することが困難となり、現地への移動コストや教育コストの増大という問題が発生していると同社は見ています。

 女性や外国人を採用しても、現場教育には多くの時間と工数がかかるため、多くの事業者がビデオ通話を活用した遠隔作業支援に期待をかけるものの、課題が残るといいます。

 一般的なビデオ会議ツールが、安定したオフィス回線とPC操作を前提とした「会議用途」である一方、「LIVEアシスト」はビデオ通話ツールでありながら、現場作業支援に必要なUI/UXと通信制御技術を採用することで、「一般的な会議ツールとは明確に異なる価値を提供していると自負しています」(同社)。

事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

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(出典:FUNDINNO)

 「LIVEアシスト」は、SMSやメールで送られてきたURLをクリックするだけで起動するため、アプリのインストールが不要で、高齢の作業員やITに不慣れなスタッフでも直感的に使える点が特徴です。

 現場では、細かい部品の位置関係や微妙な角度の違いが作業の成否に大きく影響しますが、「LIVEアシスト」では動画と並行して静止画を作成し、その場で指示を書き込めるため、齟齬解消につながります。

 これまでにアップデートを7回行い、全工程がワンクリックで完結するUI/UXへ進化するとともに、2画面表示による図面比較や、ヘルメットカメラと連携したハンズフリー撮影など現場の実態に即した機能も備えています。

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(出典:FUNDINNO)

 また、現場と監督者間で行われた遠隔コミュニケーションを自動で解析し、報告書を抽出する「AIレポート」機能もあり、従来は作業後に手作業でまとめていた報告業務を大幅に削減、現場と本社の情報共有を効率化します。

 さらに、作業対象の製品・機器・設備などに、「LIVEアシスト」を起動したモバイル・タブレットをかざすだけで不具合箇所を認識し、AIが対話形式で正しい操作手順を案内する「ARアシスト」機能もあります。

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(出典:FUNDINNO)

 「LIVEアシスト」は、現場で「確実につながる」ことを追求しており、これが導入の入り口となっているそうです。

 一般的なビデオ通話ツールは会議利用を前提に設計されており、現場では通信環境が不安定になりやすいという課題がありますが、「LIVEアシスト」は通信速度の常時モニタリング、速度低下時の自動画質調整、切断時の自動再接続という3段階の接続維持技術(特許出願中)を実装しています。

 「これにより、350Kbps以下の低帯域でも安定稼働し、実証では100Kbpsを下回る環境でも利用可能という、他ツールでは実現できない耐久性を示しています」(同社)

 KDDI <9433> [東証P]との戦略的パートナーシップにより、同社の法人営業網を活用したエンタープライズ領域の開拓も進行中で、技術・通信・販売チャネルの統合により、短期では再現が難しい競争優位を確立しています。

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(出典:FUNDINNO)

 ビジネスモデルについては、代理店を通じた販売をメインとしており、大企業はKDDIの販売網を通じて開拓、今後は地方代理店網を強化することで、中堅、中小企業への導入も加速する計画です。

 「LIVEアシスト」は1IDにつき月額1万円(税抜き)で、企業あたりの平均利用数は10ID程度、エンタープライズ企業では30ID前後のケースも増えており、「今後は1IDの単価を引き上げる予定で、導入企業の増加と単価向上の両面から収益拡大が見込まれます」(同社)。

ExitはIPOを計画

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(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

株主構成

 同社は以下のVC等から出資を受けています(一部抜粋)。

・Gazelle Capital株式会社
・ちゅうぎんインフィニティファンド2号投資事業有限責任組合

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・VRAIN Solution <135A> [東証G]
・L is B <145A> [東証G]
・Liberaware <218A> [東証G]
・Hmcomm <265A> [東証G]
・Sapeet <269A> [東証G]

発行者・募集情報

■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社TECH MONSTER
神戸市中央区磯辺通四丁目1番41号
資本金:123,324,175円(2025年11月10日現在)
発行済株式総数:5,540株(同)
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2017年2月7日
決算日:12月31日

■本新株予約権の発行者の代表者
代表取締役 京保雄一

■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)
9,999個

■本新株予約権の払込金額
1個当たり 10,000円

■投資金額のコース及び個数
90,000円コース(9個)
180,000円コース(18個)
270,000円コース(27個)
360,000円コース(36個)
450,000円コース(45個)
900,000円コース(90個)
1,800,000円コース(180個)
2,700,000円コース(270個)
3,600,000円コース(360個)
4,500,000円コース(450個)
9,900,000円コース(990個)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,900,000円コース(990個)を上限とする。

■申込期間
2025年12月18日~2026年1月6日

■目標募集額
9,900,000円(上限募集額 99,990,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。

■払込期日
2026年1月29日

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額990万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 772万円
手数料 217万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額9,009万円(目標募集額990万円と上限募集額9,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 5,621万円
広告宣伝費 1,405万円
手数料 1,981万円

■連絡先
株式会社TECH MONSTER
電話番号:078-223-7788
メールアドレス:fundinno@techmonster.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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