【材料】P&Gが下落 アナリストが経営陣との会合を明らかに 回復に要時間=米国株個別
(NY時間15:15)(日本時間05:15)
P&G<PG> 138.85(-4.60 -3.21%)
P&G<PG>が下落。2023年3月以来の安値を付けた。2名のアナリストが、同社経営陣との最近の会合内容を明らかにしたことが重しとなっている。
アナリストは、モーラーCEO、次期CEOのジェジュリカー氏、シュルテンCFOらと面会。「トーンは控えめで、同社が再び完全に稼働し、成長軌道に戻るには12-18カ月かかるとの認識が示されたという。米国のカテゴリー成長は金融危機後と同様に急減速しており、同社の市場シェアも足元で低下していると指摘した。
疑問の方が多く残ったとしつつ、同社が重点的に取り組む3領域として、消費者第1への回帰、マーケティング効果の向上、小売環境の変化への対応を挙げた。投資判断は「中立」、目標株価は従来の153ドルから151ドルへ引き下げている。
別のアナリストも幹部との面会後、「成長と市場シェア回復に向けた強固な戦略はあるものの、短期的な逆風は避けられず、改善策の浸透には時間が必要」と評している。ジェジュリカー次期CEOは、組織能力を理想形へ引き上げるには12-18カ月を要し、米国で先行し、その後海外へ展開すると述べたという。
また、シュルテンCFOは、26年度と27年度は会社目標を下回る可能性に言及し、望ましい財務パフォーマンスへの完全回帰は28年度以降にずれ込む可能性があるとした。投資判断は「買い」、目標株価は従来の176ドルから171ドルに引き下げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
P&G<PG> 138.85(-4.60 -3.21%)
P&G<PG>が下落。2023年3月以来の安値を付けた。2名のアナリストが、同社経営陣との最近の会合内容を明らかにしたことが重しとなっている。
アナリストは、モーラーCEO、次期CEOのジェジュリカー氏、シュルテンCFOらと面会。「トーンは控えめで、同社が再び完全に稼働し、成長軌道に戻るには12-18カ月かかるとの認識が示されたという。米国のカテゴリー成長は金融危機後と同様に急減速しており、同社の市場シェアも足元で低下していると指摘した。
疑問の方が多く残ったとしつつ、同社が重点的に取り組む3領域として、消費者第1への回帰、マーケティング効果の向上、小売環境の変化への対応を挙げた。投資判断は「中立」、目標株価は従来の153ドルから151ドルへ引き下げている。
別のアナリストも幹部との面会後、「成長と市場シェア回復に向けた強固な戦略はあるものの、短期的な逆風は避けられず、改善策の浸透には時間が必要」と評している。ジェジュリカー次期CEOは、組織能力を理想形へ引き上げるには12-18カ月を要し、米国で先行し、その後海外へ展開すると述べたという。
また、シュルテンCFOは、26年度と27年度は会社目標を下回る可能性に言及し、望ましい財務パフォーマンスへの完全回帰は28年度以降にずれ込む可能性があるとした。投資判断は「買い」、目標株価は従来の176ドルから171ドルに引き下げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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