【材料】フルエンスが下落　アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ＝米国株個別

（NY時間11:27）（日本時間01:27）
フルエンス<FLNC>　22.12（-1.84　-7.68%）

　フルエンス・エナジー<FLNC>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。ただ、目標株価は従来の９ドルから１５ドルに引き上げている。データセンター関連の期待は時期尚早で、すでに株価に織り込まれていると指摘。

　「現時点での見通しは限定的で、収益性に関する開示もなく、業績への影響は最小限と想定している。チャネル調査では、データセンター向け蓄電池は依然として試験段階にあり、多くの施設はガス発電機に依存している」と述べた。

　一方、粗利益率は改善しており、会社側が示した２６年の売上高見通しも保守的だと評価。また、ＡＥＳＣの電池セルライン統合については、１株約２ドルの正味現在価値（ＮＰＶ）の押し上げ効果が見込めるとしつつも、２億ドル超の資本投入が必要になる可能性を指摘した。

【企業概要】
　エネルギー貯蔵製品・サービスと、再生可能エネルギーと貯蔵のためのデジタルアプリケーションによって、世界のクリーンエネルギーへの移行に取り組む。また、AIを活用したIQプラットフォームを提供し、再生可能エネルギーやサードパーティの蓄電資産を最適化する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース