【材料】大有機が反発、ArFレジスト用原料回復し第1四半期営業利益は2.4倍

化成品、電子材料、機能化学品の各事業で前年同四半期に比べ売上高が増加した。特に電子材料事業で主力であるArFレジスト用原料の回復傾向が継続したほか、化成品でディスプレー用粘着剤向けや、UVインクジェット用インク向けが伸長し業績を牽引。また、減価償却費が減少したことも寄与した。
なお、25年11月期通期業績予想は、売上高340億円(前期比4.0%増)、営業利益50億円(同8.5%増)、純利益35億円(同13.5%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に、米国における特殊アクリル酸エステル類の販売の強化に向け、新中村化学工業(和歌山県和歌山市)と合弁会社を設立すると発表した。新会社は25年下期に設立する予定で、25年11月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS