【市況】<マ-ケット日報> 2025年4月8日
8日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発。終値は前日比1876円高の3万3012円で短期的な底打ちとなった。前日の米国株は軟調だったもののザラバ安値から1300ドル以上も戻して引けたことで目先の下げ止まり感が得られた様子。日経平均も直近3日間で4600円も下げていたため売り過ぎ感が強まった。昨日の出来高も昨年8月暴落時(4400円安)に匹敵し目先の投げ売りは出切っている。今後は交渉による関税軽減期待で3万4000円台程度まで戻すだろう。
昨日の米国市場はトランプ関税売りが続きダウ平均は3日続落。株価水準は昨年5月以来11カ月ぶりの安値となった。トランプ大統領が関税発動による株価下落に関し短期的には仕方のないことと発言し、撤回はあり得ずこれが正しい米国のあり方としたことが影響した。関税が米製造業復活と貿易赤字解消に貢献するとの信念に変わりはない。ただ、閣僚からは交渉次第で関税率が軽減される余地が多分にある様子も感じ取れ、目先はこの辺りで底を打つことになりそうだ。
さて、東京市場は昨日の安値が短期的な底値と確定できるような大きな戻りを演じている。米国や日本の景気が軟化することをかなり織り込んだ安値を示現し、理想売りとしてはひとまずセリングクライマックスを迎えたといっていいだろう。当面の売り物はなくなり日経平均はテクニカル的に3万4000円台のどこかまではリバウンドで行けそうだ。そこが最初の戻り売りの場となろう。(ストック・データバンク 編集部)
昨日の米国市場はトランプ関税売りが続きダウ平均は3日続落。株価水準は昨年5月以来11カ月ぶりの安値となった。トランプ大統領が関税発動による株価下落に関し短期的には仕方のないことと発言し、撤回はあり得ずこれが正しい米国のあり方としたことが影響した。関税が米製造業復活と貿易赤字解消に貢献するとの信念に変わりはない。ただ、閣僚からは交渉次第で関税率が軽減される余地が多分にある様子も感じ取れ、目先はこの辺りで底を打つことになりそうだ。
さて、東京市場は昨日の安値が短期的な底値と確定できるような大きな戻りを演じている。米国や日本の景気が軟化することをかなり織り込んだ安値を示現し、理想売りとしてはひとまずセリングクライマックスを迎えたといっていいだろう。当面の売り物はなくなり日経平均はテクニカル的に3万4000円台のどこかまではリバウンドで行けそうだ。そこが最初の戻り売りの場となろう。(ストック・データバンク 編集部)