【材料】ジェフリーズが決算受け下落 米政策や地政学を巡る不確実性が影を落とす=米国株個別
(NY時間10:27)(日本時間23:27)
ジェフリーズ<JEF> 55.22(-5.07 -8.41%)
投資銀行のジェフリーズ<JEF>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、経常収益が予想を下回った。投資銀行および資本市場部門の減収が響いた。トレーディングやディールが上向き始めていた前年同期から一転し、米政策や地政学を巡る不確実性が影を落としている。資産運用部門は30%の減収と、株式のロングなど様々な投資戦略にとって厳しい環境だったことが示唆された。
投資リターンが上向き、ディールが持ち直すと予想されていたが、それが想定よりも先になる可能性が示唆された。トランプ政権下で規制環境が改善し、経済成長に重点が置かれることで、ディール活動が活発化すると予想していた。
フリードマン社長は「24年が終わった時点で人々は相応の自信と見通しを持ち、25年にはIPOとM&Aが大きく上向くと考えていた。しかし、この8-10週間に徐々に現れてきた不確実性によって、そうした見通しは消えた。完全に消滅したわけではないが若干ぼやけた」と語った。
(12-2月・第1四半期)
・経常収益:15.9億ドル 8.4%減(予想:18.6億ドル)
投資銀行:7.01億ドル
資本市場:6.98億ドル
資産運用:1.92億ドル
・1株有形純資産(調整後):32.57ドル
【企業概要】
米国内外において、投資家・企業・政府機関など向けに投資銀行業務・資産運用業務を行う。企業の資金調達、運用、管理、コンサルティングの他、直接投資や株式・債券引受、資産管理などのサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ジェフリーズ<JEF> 55.22(-5.07 -8.41%)
投資銀行のジェフリーズ<JEF>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、経常収益が予想を下回った。投資銀行および資本市場部門の減収が響いた。トレーディングやディールが上向き始めていた前年同期から一転し、米政策や地政学を巡る不確実性が影を落としている。資産運用部門は30%の減収と、株式のロングなど様々な投資戦略にとって厳しい環境だったことが示唆された。
投資リターンが上向き、ディールが持ち直すと予想されていたが、それが想定よりも先になる可能性が示唆された。トランプ政権下で規制環境が改善し、経済成長に重点が置かれることで、ディール活動が活発化すると予想していた。
フリードマン社長は「24年が終わった時点で人々は相応の自信と見通しを持ち、25年にはIPOとM&Aが大きく上向くと考えていた。しかし、この8-10週間に徐々に現れてきた不確実性によって、そうした見通しは消えた。完全に消滅したわけではないが若干ぼやけた」と語った。
(12-2月・第1四半期)
・経常収益:15.9億ドル 8.4%減(予想:18.6億ドル)
投資銀行:7.01億ドル
資本市場:6.98億ドル
資産運用:1.92億ドル
・1株有形純資産(調整後):32.57ドル
【企業概要】
米国内外において、投資家・企業・政府機関など向けに投資銀行業務・資産運用業務を行う。企業の資金調達、運用、管理、コンサルティングの他、直接投資や株式・債券引受、資産管理などのサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース