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【市況】株価指数先物【昼】 売り一巡後は配当再投資への思惑から下げ渋る


 日経225先物は11時30分時点、前日比390円安の3万7410円(-1.03%)前後で推移。寄り付きは3万7410円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7460円)にサヤ寄せする形から売り先行で始まり、直後に3万7290円まで下落した。売り一巡後は3万7590円まで下げ幅を縮めたが戻りは鈍く、再び3万7300円を割り込む場面もみられた。ただし、終盤にかけてやや持ち直し、3万7400円辺りでの推移をみせている。

 トランプ米大統領は日本を含む輸入自動車に対して25%の関税をかけると発表したことで、この影響から朝方はショートの動きが強まり、日経225先物は現物の寄り付き直後に3万7290円まで下げ幅を広げた。いったん下落幅を縮めた後に再び売られる形となったが、朝方につけた安値を割り込まなかったことで、終盤にかけては25日移動平均線(3万7440円)近辺で下げ渋る動きとなっている。配当再投資に伴う買い需給への思惑からショートを仕掛けてくる動きは限られ、25日線を上回って終えてくるかが注目されるなか、同水準での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.48倍に低下している。アドバンテスト<6857>[東証P]が1社で日経平均株価を140円ほど押し下げているほか、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]などの弱い値動きが重荷となった。一方で、メガバンクなど金融株が買われており、相対的にTOPIX型が優位になっている。

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