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【市況】日経平均は248円安、寄り後はもみ合い

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は248円安(9時15分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.04%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.27%下落と、ダウ平均(0.31%下落)と比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、トランプ米政権の関税政策の影響への警戒感や不透明感が引き続き投資家心理を慎重にさせた。一方、日経平均は昨日、37700円台に位置する25日移動平均線を回復し、今後、25日線が下値支持線として意識されるとの見方から、ここからの短期的な下値余地は限定的との指摘があった。また、今日は3月決算銘柄の権利付き最終商いとなることから、配当や優待などの権利取りの買いを見込む向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を広げたがその後は下値の堅い動きとなっている。

《SK》

 提供:フィスコ

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